名古屋駅から高速バスでおよそ30分。三重県桑名市長島町は、遊園地ナガシマスパーランド、花畑のなばなの里、アウトレットのジャズドリーム長島、そして日帰り温泉「湯あみの島」が徒歩圏に集まる、東海地方最大の家族向けレジャー集積地である。この一帯には、プールと花畑とアウトレットと温泉を1泊2日でひと続きに楽しめる中規模リゾートが揃う。本稿では、夏休みの家族旅を長島で完結させるための宿として、編集部が選んだ5軒を価格帯の異なる順に紹介する。
| # | ホテル | エリア | Score | 客室 | 目安価格 | 1行特徴 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ホテル花水木 | 桑名市長島町 | 95 | 116 | ¥75–¥97k | 日本庭園と露天風呂を備えた長島最上級の和風ホテル |
| 2 | ホテルナガシマ | 桑名市長島町 | 92 | 95 | ¥49–¥102k | スパーランド目の前、湯あみの島直結の老舗大型館 |
| 3 | ガーデンホテルオリーブ | 桑名市長島町 | 92 | 127 | ¥42–¥53k | 夕朝バイキングと大岩露天風呂、ファミリー定番の中核館 |
| 4 | ファミリーロッジ旅籠屋・湾岸長島店 | 桑名市長島町 | 89 | 14 | ¥12–¥27k | 湾岸長島ICそば、車旅の家族に向く素泊まりロッジ |
| 5 | 旅館ながしま | 桑名市長島町 | 88 | 7 | ¥15–¥19k | スパーランド至近、天然温泉付きの小さな素泊まり宿 |
※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。ファミリー向けの食事・入場特典付きプランを含むため、素泊まり料金より高めに出る傾向があります。
1. ホテル花水木 — 桑名市長島町
日本庭園を望む露天風呂と純和風の客室。長島で最上級の家族滞在を叶える一軒として、編集部が真っ先に推したい。
HotelPicks Score: 95 / 100 116室、リゾートホテル。
目安価格 ¥75,000–¥97,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
ナガシマリゾートのオフィシャルホテルのなかでも最上級に位置づけられる、純和風の宿である。理由は三つ。第一に、中島健が作庭したとされる広大な日本庭園を客室や露天風呂から望める点。第二に、館内に和食処や寿司・ラーメンを集めた「花小路」を備え、子ども連れでも食事に困らない点。第三に、宿泊者はスパーランド・湯あみの島・なばなの里への入場特典が付き、遊びと寛ぎを宿泊料金内で繋げられる点である。記念日と家族旅行のどちらにも応える懐の深さが、長島で抜きん出ている。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、庭園と露天風呂の景観、客室の広さ、食事の質に対する評価が一貫して高い。スパーランドや花畑との動線の良さを評価する家族客の声も目立つ。一方で、長島エリア全体に共通する傾向として、繁忙期の混雑や価格の上昇を指摘する声も見られ、静けさと価格の安定を最優先する旅程では時期の見極めが要る、と読み取れる。総じて、長島で「特別な一泊」を求める層からの支持が厚い一軒と言える。
向く人 / 向かない人
-
向く:
記念日を兼ねた家族旅、和の様式と温泉を重視する三世代旅、遊園地と寛ぎを1泊で両立させたい人 -
向かない:
宿泊費を最優先で抑えたい旅程、素泊まりだけで十分な短時間滞在、静寂のみを求めて閑散期を選べない人
具体情報
- アクセス: 名古屋駅から高速バスで約30分(長島温泉下車)、湾岸長島ICから車で約5分
- 食事: 夕食・朝食ともに会席またはレストラン(館内に和食処「花小路」を併設)
- 温泉: 日本庭園を望む露天風呂、長島温泉の天然温泉
- 宿泊特典: ナガシマスパーランド・湯あみの島・なばなの里の入場サービス付き
- 客室数: 116室(純和風の客室を中心に構成)
2. ホテルナガシマ — 桑名市長島町
スパーランド目の前、湯あみの島に直結。長島でいちばん「遊びに近い」老舗の大型館。
HotelPicks Score: 92 / 100 95室、リゾートホテル。
目安価格 ¥49,000–¥102,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
「遊園地に最も近い宿」を求める家族に、編集部が真っ先に挙げる一軒である。理由は三つ。第一に、ナガシマスパーランド、ジャンボ海水プール、アンパンマンこどもミュージアム&パークが目の前に広がり、宿泊者専用ゲートから出入りできる点。第二に、約3万3千平方メートルを誇る日帰り温泉「湯あみの島」に直結し、17種の露天・内湯を巡れる点。第三に、和洋折衷の明るく広い客室で、子ども連れでも過ごしやすい点である。膨大な宿泊者の評価が長年積み上がってきた、長島の代名詞的存在と言える。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、立地の圧倒的な良さ——とりわけスパーランドとプールへの近さ——を挙げる家族客の声が群を抜いて多い。湯あみの島の規模と湯巡りの楽しさ、客室の広さも安定して評価されている。一方で、繁忙期の館内・浴場の混雑や、ハイシーズンの料金水準を指摘する声も見られ、平日や夏休み以外の時期を選ぶと満足度が上がりやすい傾向が読み取れる。遊びを主役に据えた家族旅の「基地」として、信頼の厚い一軒である。
向く人 / 向かない人
-
向く:
スパーランドやプールを朝から晩まで満喫したい家族、温泉の湯巡りを重視する人、移動の負担を最小化したい小さな子ども連れ -
向かない:
静かな大人の滞在を望む旅程、繁忙期の混雑を避けたいが日程を選べない人、宿泊費を最優先で抑えたい旅
具体情報
- アクセス: 名古屋駅から高速バスで約30分、JR・近鉄桑名駅からバスで約20分、湾岸長島ICから車で約3分
- 立地: ナガシマスパーランド・ジャンボ海水プール・アンパンマンこどもミュージアムが目の前(宿泊者専用ゲートあり)
- 温泉: 約33,000㎡の日帰り温泉「湯あみの島」に直結、17種の露天・内湯
- 宿泊特典: なばなの里への入場サービス付き(宿泊当日・翌日)
- 客室数: 95室(和洋折衷の客室)
3. ガーデンホテルオリーブ — 桑名市長島町
夕朝バイキングと一枚岩の大露天。家族の定番として安定感のある中核館。
HotelPicks Score: 92 / 100 127室、リゾートホテル。
目安価格 ¥42,000–¥53,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
長島の家族旅で「ちょうどいい一軒」を探すなら、まず候補に挙がるのがオリーブである。理由は三つ。第一に、夕食・朝食ともにバイキング形式で、子どもの好みに合わせて自由に取り分けられる点。第二に、専用大浴場「オリーブの湯」に、一枚岩をくり抜いた日本最大級とされる大岩露天風呂を備える点。第三に、和室10畳を中心とした広い客室で、家族数人でもゆったり過ごせる点である。スパーランド・湯あみの島・なばなの里の入場特典も付き、価格と内容のバランスに優れた中核館と言える。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、バイキングの品数と子連れでの食事のしやすさ、大岩露天風呂の開放感、客室の広さに対する評価が安定して高い。3館あるオフィシャルホテルのなかでは価格と満足度のバランスを評価する家族客の声が多く、「迷ったらここ」という選び方が読み取れる。一方、繁忙期のバイキング会場の混雑を挙げる声も見られ、時間帯の工夫で快適さが変わる傾向がある。長島の家族旅の標準形を体現する一軒である。
向く人 / 向かない人
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向く:
バイキングで子どもの食を確保したい家族、価格と内容のバランスを重視する人、広い和室でくつろぎたい三世代旅 -
向かない:
静かなコース料理を望む大人旅、混雑を避けたいが繁忙期しか日程が取れない人、最安の素泊まりだけで十分な旅程
具体情報
- アクセス: JR・近鉄桑名駅から三重交通バスで約20分、湾岸長島ICから車で約3分
- 食事: 夕食・朝食ともにバイキング
- 温泉: 専用大浴場「オリーブの湯」、一枚岩をくり抜いた日本最大級の大岩露天風呂
- 客室: 和室10畳を中心に127室
- 宿泊特典: ナガシマスパーランド・湯あみの島・なばなの里の入場サービス付き
4. ファミリーロッジ旅籠屋・湾岸長島店 — 桑名市長島町
湾岸長島ICそば、車旅の家族に向く素泊まりロッジ。費用を抑えて長島を遊び尽くす拠点。
HotelPicks Score: 89 / 100 14室、ロードサイドロッジ。
目安価格 ¥12,000–¥27,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
「宿は寝るだけ、予算は遊びに回したい」という家族に、編集部が勧めたいのがこの素泊まりロッジである。理由は三つ。第一に、湾岸長島ICのすぐそばに立地し、車旅でスパーランドやアウトレットへの出入りがしやすい点。第二に、全室が家族向けの造りで、大人2名+子どもが1室に泊まれる料金設定の点。第三に、シンプルな素泊まりに徹することで、長島のレジャー費用と宿泊費の総額を大きく抑えられる点である。アメリカンスタイルの清潔なロードサイドホテルとして、車旅の家族に堅実な選択肢を提供する。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、料金の手頃さ、駐車のしやすさ、客室の清潔感に対する評価が安定して高い。スパーランドやアウトレットへの車でのアクセスを評価する家族客の声が多く、「遊びにお金をかけたいから宿は割り切る」という使い方が読み取れる。一方、食事は付かないため、夕食・朝食を別途確保する必要があり、温泉や大浴場を宿に求める旅程には合わない傾向がある。割り切った機能性こそが、この宿の強みと言える。
向く人 / 向かない人
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向く:
車で長島を訪れる家族、宿泊費を抑えてレジャーに予算を回したい人、寝るだけと割り切れる短時間滞在 -
向かない:
夕食・朝食を宿で済ませたい人、温泉や大浴場を滞在の主役にしたい旅程、館内施設で長く過ごしたい家族
具体情報
- アクセス: 伊勢湾岸自動車道 湾岸長島ICからすぐ、駐車場あり(車旅向き)
- 食事: 素泊まり(食事なし)
- 客室: 全14室、家族向けの広めの造り(大人2名+子ども対応)
- タイプ: アメリカンスタイルのロードサイドホテル
- 所在地: 三重県桑名市長島町横満蔵578
5. 旅館ながしま — 桑名市長島町
スパーランド至近、天然温泉付きの小さな素泊まり宿。費用と温泉を両取りする隠れた一軒。
HotelPicks Score: 88 / 100 7室、温泉旅館。
目安価格 ¥15,000–¥19,000 / 泊 (2名1室・通常期)

なぜ選ばれるか
「費用は抑えたいが、温泉だけは欠かせない」という家族に、編集部が拾い上げたい小さな一軒である。理由は三つ。第一に、ニューハートピア温泉が運営する宿で、自家源泉(ナトリウム-塩化物泉)の天然温泉に浸かれる点。第二に、ナガシマスパーランドに近く、遊びと素泊まりを安価に繋げられる点。第三に、全7室という小規模ゆえに、混雑とは無縁の落ち着いた滞在ができる点である。大型館の賑わいが苦手な家族や、温泉重視で費用を抑えたい層に向く、長島の穴場と言える。
集約レビューの傾向
公開レビューデータを集計すると、料金に対する満足度、天然温泉の質、スパーランドへの近さを評価する声が安定している。小規模ならではの静けさと、車での出入りのしやすさを挙げる家族客も見られる。一方、施設は素泊まり中心で大型リゾートのような館内施設は持たないため、食事や娯楽を宿に求める旅程には向かない傾向がある。「遊びは外、宿は静かに安く、でも温泉は欲しい」という割り切った旅に、はまる一軒である。
向く人 / 向かない人
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向く:
費用を抑えつつ天然温泉に入りたい家族、大型館の賑わいが苦手な人、車で長島を訪れる小人数の旅 -
向かない:
夕食・朝食を宿で楽しみたい人、館内施設や娯楽を求める家族、大人数で同一フロアにまとまりたい団体
具体情報
- アクセス: ナガシマスパーランドに近接、車での来訪が便利
- 温泉: 自家源泉の天然温泉(ナトリウム-塩化物泉、約49℃)
- 運営: ニューハートピア温泉(広大な敷地にグラウンドゴルフ場・テニスコートを併設)
- 食事: 素泊まり中心
- 客室: 全7室の小規模宿
- 所在地: 三重県桑名市長島町白鶏387
よくある質問
Q. ベストシーズンはいつですか?
A. 編集部が推すのは、ジャンボ海水プールが開く夏休み前半(7月下旬〜8月上旬)。プールとスパーランドを存分に楽しめる長島のハイライト期である。ただしお盆と週末は混雑し価格も大きく上がるため、空いた快適さを優先するなら、なばなの里のイルミネーションが美しい晩秋〜冬の平日も狙い目と言える。
Q. 予約のタイミングは?
A. 夏休みのオフィシャルホテル(花水木・ホテルナガシマ・オリーブ)は、土曜・お盆を中心に2〜3か月前から埋まり始める。プール最盛期の週末を狙うなら早めの確保が要る。一方、平日や素泊まり型の旅籠屋・旅館ながしまは比較的直前でも空きが見つかりやすい。価格は週末とお盆で平日より明確に上がる傾向がある。
Q. 子連れでも泊まれますか?
A. 本稿の5軒はいずれも家族利用を前提にしている。ホテルナガシマはスパーランドやアンパンマンこどもミュージアムが目の前で、移動の負担が小さい。オリーブと花水木は広い和室や和洋室があり、三世代でも過ごしやすい。旅籠屋と旅館ながしまは素泊まりだが、費用を抑えて家族で長島を遊び尽くしたい旅程に向く。
Q. アクセスは?
A. 名古屋駅から高速バスで約30分(長島温泉行き)が最も手軽。電車ならJR・近鉄桑名駅から三重交通バスで約20分。車の場合は伊勢湾岸自動車道の湾岸長島ICから各ホテルまで3〜5分で、関西圏からも名神・新名神経由でアクセスしやすい。アウトレットのジャズドリーム長島やなばなの里も同一エリア内にある。
Q. 1泊2日で全部回れますか?
A. 回れる。長島の強みは、スパーランド(プール)・なばなの里(花畑)・ジャズドリーム長島(アウトレット)・湯あみの島(温泉)がすべて徒歩〜近距離に集まっている点にある。初日にプールとアウトレット、宿で温泉、翌日に花畑、という動線が組みやすく、施設間の移動に時間を取られないため、1泊2日でも満足度の高い家族旅が完結する。
本記事の参考情報
・観光三重(三重県観光連盟) — 桑名市・長島エリアの観光情報
・桑名市観光サイト — 桑名市の宿泊・観光案内
・Wikipedia: 長島温泉 — 長島温泉の歴史・地理の背景
編集部から
長島の家族旅を貫くのは、「遊園地・花畑・アウトレット・温泉を、移動せずに1泊2日で繋ぐ」という他にない動線である。本稿の5軒は、その動線をどの予算で楽しむかという軸で選んだ。記念日も兼ねるなら花水木、遊び最優先ならホテルナガシマ、バランスならオリーブ、費用を抑えるなら旅籠屋か旅館ながしま——どこを基地にしても、長島という土地そのものが家族の一日を充実させてくれる。夏のプール、晩秋のイルミネーションと、季節を変えて何度も訪れたくなるのも、このエリアの懐の深さだろう。あなたの家族なら、どの一泊を選ぶだろうか。