愛犬と同じ部屋で眠り、同じ食卓を囲む旅に合う宿として、東伊豆・伊東エリアから5軒を選んだ。2026年秋、この一帯のペット可宿は「泊めてもらえる」段階を越え、足洗い場・ドッグラン・同室就寝・部屋食が標準装備へと進化している。東京から特急で約2時間、温泉海岸リゾートが密集する伊豆高原・城ヶ崎を舞台に、中型犬以上を含む犬連れの家族が動線で迷わない宿を、公式情報とHotelPicks Scoreで横並びにした。多頭飼い対応や頭数制限の緩和、専用設備の有無まで踏み込んで読み解く。

# ホテル エリア 客室 目安価格 1行特徴
1 ラ・ドッグリゾート 伊豆高原 12 ¥96–114k 全室露天風呂付き客室、朝夕とも部屋食の愛犬専用宿
2 わんわんパラダイス プレミア 伊豆高原 城ヶ崎 28 ¥48–66k 相模湾を望む約390㎡ドッグランのオールインクルーシブ
3 サンダンス・リゾート伊豆高原ANNEX 伊豆高原 10 ¥17–26k 大小2つのドッグパークとオーシャンビュー客室
4 アニマーレ in 伊豆高原 伊豆高原 10 — 足洗い場・アジリティ・ペット専用風呂を備えた専用宿
5 犬と猫のペンション アロン 八幡野 5 ¥32–38k 足洗い場と貸切露天を備えた、改装後の小宿
↕︎ 地図右下の角をドラッグすると高さを調整できます

※ 目安価格は公開販売価格の集計に基づく参考値で、実際の予約料金とは異なります。1泊2名利用時の1室あたり料金(税込)です。

1. ラ・ドッグリゾート — 伊豆高原

全室露天風呂付き、朝夕とも部屋食。愛犬と一度も離れずに過ごせる伊豆高原の到達点として、編集部が真っ先に推したい一軒。

12室、愛犬専用のリゾート宿。

目安価格 ¥96,000–¥114,000 / 泊 (2名1室・通常期)


ラ・ドッグリゾート — 伊豆高原 · 愛犬と同室で過ごす全室露天風呂付き客室のリビング
PHOTO: ラ・ドッグリゾート — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

選定の核は「犬と離れる時間をつくらない設計」にある。第一に全客室が露天風呂付きで、温泉に入る間も愛犬を客室から離す必要がない。第二に朝夕とも部屋食で、食事時に犬を別室待機させる宿に多い気疲れが起きにくい。第三に屋外ドッグランを2つ備え、1階客室にはプライベートドッグランが直結する。湯・食・遊びの動線がすべて客室まわりで完結する点が、他の専用宿と一線を画す。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、評価は突出して高く、客室の清潔さと露天風呂、スタッフの犬への接し方への支持が厚い。部屋食を「気兼ねなく」過ごせた点が繰り返し触れられ、多頭で訪れた層からの満足が読み取れる。一方で価格帯はエリア内でも上位にあたり、設備の充実と引き換えにコストを重く見る声も一定数見られる。記念日や特別な一泊として捉える人に向く宿だと言える。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    記念日や特別な一泊に予算をかけられる犬連れ、温泉と部屋食を客室で完結させたい人、多頭飼いでも周囲に気を遣わず過ごしたい家族
  • 向かない:
    宿泊費を抑えたい旅程、大型の館内施設や大浴場の賑わいを求める人、夕食をレストランで外食的に楽しみたい人

具体情報

  • 最寄り駅: 伊豆急行 伊豆高原駅からタクシー約5分
  • 客室: 全12室・全室露天風呂付き(1階客室はプライベートドッグラン直結)
  • 食事: 朝食・夕食ともに部屋食(愛犬と同室)
  • ドッグラン: 屋外2か所(全犬種用ウッドチップ/小型犬用芝生)
  • 愛犬設備: 食器・トイレシーツ・ケージ・おむつ等の貸し出し
  • 東京から: 車で約2時間


2. わんわんパラダイス プレミア 伊豆高原 — 城ヶ崎

相模湾を見下ろす約390㎡のドッグラン。飲食もアクティビティも料金に含む、オールインクルーシブの愛犬リゾート。

28室、オールインクルーシブの愛犬リゾート。

目安価格 ¥48,000–¥66,000 / 泊 (2名1室・通常期)


わんわんパラダイス プレミア 伊豆高原 — 城ヶ崎 · 相模湾を望むドッグラン併設の愛犬リゾート
PHOTO: わんわんパラダイス プレミア 伊豆高原 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

規模と眺望で他を引き離す一軒だ。城ヶ崎の高台に立ち、相模湾を見下ろす約390㎡の人工芝ドッグランにアジリティ遊具を備える。28室という伊豆高原のペット可宿としては大きな客室数を持ちながら、宿泊中の飲食・アクティビティ・施設利用料を原則料金に含むオールインクルーシブを採る。食事はレストランで愛犬と同席し、地魚や箱根野菜を使った料理が供される。2026年2月にレストランとラウンジを改装し、設備面でも更新が進む。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、ドッグランの広さと海の眺め、追加料金を気にせず過ごせる安心感への評価が目立つ。犬の写真撮影サービスやドッグシャンプー室の使い勝手にも好意的な声が見られる。一方で客室数が多いぶん、繁忙期は施設が賑わい、静けさを最優先する層にはやや活気が強いと映ることもある。家族で過ごす時間に幅を持たせたい層、初めて犬連れ旅行に挑む層に向く運営だと言える。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    広いドッグランで思い切り走らせたい人、料金体系を分かりやすくしたい家族、初めての犬連れ旅行で設備の整った宿を選びたい層
  • 向かない:
    小規模宿の静けさを求める人、夕食を客室でこもって楽しみたい旅程、館内の賑わいを避けたいシニア犬連れ

具体情報

  • 最寄り駅: 伊豆急行 城ケ崎海岸駅から徒歩約10分(2日前予約で送迎あり)
  • 客室: 全28室
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜11:00
  • 食事: レストランで愛犬と同席(地魚・箱根野菜のフレンチ)
  • ドッグラン: 相模湾を望む約390㎡・人工芝+アジリティ遊具
  • 料金体系: オールインクルーシブ(飲食・アクティビティ・施設利用料込み)
  • 改装: 2026年2月にレストラン・ラウンジを更新


3. サンダンス・リゾート伊豆高原ANNEX — 伊豆高原

大小2つのドッグパークとオーシャンビュー客室。価格を抑えて犬連れデビューを試したい家族に向く一軒。

10室、ペット同伴専用客室を備えるリゾート。

目安価格 ¥17,000–¥26,000 / 泊 (2名1室・通常期)


サンダンス・リゾート伊豆高原ANNEX — 伊豆高原 · オーシャンビューとドッグパークを備えるペット同伴リゾート
PHOTO: サンダンス・リゾート伊豆高原ANNEX — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

価格と立地のバランスで選んだ一軒だ。青い海と空を望むオーシャンビュー客室を持ち、大小のドッグパークで犬を走らせられる。ペット同伴専用の客室が用意され、庭へは専用階段から出られる動線になっている。夕食はレストランが基本だが、部屋食を希望する場合は現地で相談できる柔軟さがある。1泊2名で2万円前後から狙える価格帯は、本記事のなかでも入りやすく、犬連れ旅行を初めて試す層の心理的なハードルを下げる。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、海の眺めと価格に対する満足が中心で、コストパフォーマンスを評価する声が目立つ。ドッグパークで犬がのびのび過ごせた点への言及も多い。一方で犬連れ専用客室は小型犬を主対象とし、館内移動時にキャリーを求める運用のため、大型犬連れには条件を事前に確認したい。狂犬病および混合ワクチンの接種証明が必要で、装備を持参する前提も理解しておきたい。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    宿泊費を抑えたい犬連れ、海の眺めを重視する人、小型犬とまず一泊を試したいデビュー層
  • 向かない:
    大型犬連れ(専用客室は小型犬中心)、犬用品の貸し出しを期待する人、最初から部屋食を確約したい旅程

具体情報

  • 最寄り駅: 伊豆急行 伊豆高原駅からタクシー約10分
  • 客室: 全10室(和室・洋室、ペット同伴専用室は小型犬対象)
  • チェックイン: 15:00〜 / アウト 〜11:00
  • 食事: レストラン(部屋食は現地相談可)
  • ドッグラン: 大小2つのドッグパーク
  • ペット条件: 狂犬病・3種以上の混合ワクチン接種証明(1年以内)、フード持参


4. アニマーレ in 伊豆高原 — 伊豆高原

足洗い場・アジリティ・ペット専用風呂を揃えた、設備重視の犬連れ専用宿。海を望む露天とコース料理が待つ。

10室、ペット連れ専用のペンション。


アニマーレ in 伊豆高原 — 伊豆高原 · 海を望む露天風呂とコース料理を供するペット連れ専用宿
PHOTO: アニマーレ in 伊豆高原 — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

専用設備の網羅性で選んだ一軒だ。無料のドッグランにアジリティ遊具を備え、足洗い場、ペット専用風呂、消臭剤やケージの貸し出しまで揃う。本記事の主題である「足洗い場が標準になった宿」を、小規模ながら体現している。館内はどこでも犬と一緒に過ごせ、小型から大型犬に加え猫や小鳥なども受け入れる多様性も特徴だ。食事は地の素材を使ったコース料理で、海を望む露天風呂と合わせ、設備の数では上位の宿に引けを取らない。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、設備の充実とオーナーの犬への理解、料理の満足度への評価が中心となる。足洗い場やペット専用風呂が「あって助かった」という実用面の支持が読み取れる。多頭・多種に対応する受け入れ姿勢も好意的に語られる。一方で小規模ゆえに客室や館内の規模感は控えめで、大型リゾートのような華やかさより、設備と運営の手厚さを評価する層に向く。チェックイン時間など運用ルールは事前に確認しておきたい。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    足洗い場やペット専用風呂など実用設備を重視する人、多頭・多種で訪れたい家族、コース料理と温泉を両立したい層
  • 向かない:
    大型リゾートの賑わいや広い共用空間を求める人、料金を最優先する旅程、チェックイン時間に縛られたくない人

具体情報

  • 所在地: 静岡県伊東市大室高原(伊豆高原エリア)
  • 客室: 全10室・ペット連れ専用
  • チェックイン: 15:00〜17:30 / アウト 〜10:00
  • 食事: 夕食はコース料理(地の素材中心)、夕食18:00
  • 愛犬設備: ドッグラン(無料)・アジリティ・足洗い場・ペット専用風呂・消臭剤・ケージ貸出
  • 受け入れ: 小型〜大型犬、猫・小鳥など小動物も可


5. 犬と猫のペンション アロン — 八幡野

足洗い場と貸切露天を備え、改装を経て生まれ変わった小宿。木のぬくもりが残る客室で犬とこもれる一軒。

5室、犬と猫のための小規模ペンション。

目安価格 ¥32,000–¥38,000 / 泊 (2名1室・通常期)


犬と猫のペンション アロン — 伊東市八幡野 · 木のぬくもりが残る改装後のコテージ客室
PHOTO: 犬と猫のペンション アロン — 公式サイトを見る →

なぜ選ばれるか

小宿ならではの密度で選んだ一軒だ。アンティーク調で木のぬくもりが残る5室の空間に、ドッグランと足洗い場、貸切露天風呂を備える。改装を経て設備を更新し、犬だけでなく猫の受け入れにも対応する点が個性となっている。客室で愛犬と同じベッドに寝られる運用で、規模は小さくとも「同室」という本記事の軸をしっかり押さえる。八幡野の落ち着いた立地で、賑わいより静けさを求める犬連れに合う。

集約レビューの傾向

公開レビューデータを集計すると、雰囲気の良さとオーナーの人柄、貸切露天や足洗い場の使い勝手への評価が中心となる。小規模で目が届く運営への安心感が読み取れ、犬と静かに過ごせた点が繰り返し触れられる。一方で客室数が少なく、繁忙期は予約が取りにくい傾向がある。大型施設のような設備の幅やアクティビティを求めるより、こぢんまりとした空間で犬とこもりたい人に向く宿だと言える。

向く人 / 向かない人

  • 向く:
    静かな小宿で犬とこもりたい人、貸切露天や足洗い場を重視する層、犬と猫を一緒に連れたい家族
  • 向かない:
    大型ドッグランやアクティビティを求める人、客室数の多い宿の選択肢を望む旅程、繁忙期に直前予約したい人

具体情報

  • 所在地: 静岡県伊東市八幡野(伊豆高原・城ヶ崎エリア)
  • 客室: 全5室・犬と猫の同室可(同じベッドで就寝可)
  • 愛犬設備: ドッグラン・足洗い場・貸切露天風呂・各種アメニティ
  • 食事: ディナー・モーニングを用意(地の素材中心)
  • 受け入れ: 犬・猫(改装後リニューアル)


よくある質問

Q. ベストシーズンはいつですか?

A. 編集部が推すのは紅葉と海が重なる10〜11月。日中は犬の散歩に心地よく、城ヶ崎の海岸線と山の色づきを同時に楽しめる。夏は海沿いの行楽で混みやすく、犬の熱中症にも配慮が要る。冬は空気が澄んで眺望が良く、露天風呂のある宿が一段と映える時期と言える。

Q. 予約のタイミングは?

A. 週末や連休、紅葉期は人気が集中し、2〜3か月前から客室が動き始める。とくに5室前後の小規模宿は埋まりが早く、犬連れ可の特定客室が限られるため早めの確保が要る。キャンセル規定は宿ごとに差があり、犬の体調変化に備えて条件を事前に確認しておきたい。

Q. 大型犬や多頭でも泊まれますか?

A. 全犬種・多頭に対応する宿と、小型犬中心の宿が混在する。本記事ではラ・ドッグリゾートやアニマーレ in 伊豆高原が大型犬・多頭に寛容な一方、サンダンス・リゾート伊豆高原ANNEXの専用客室は小型犬が主対象となる。頭数制限や追加料金は宿により異なるため、予約時に犬種と頭数を伝えて確認したい。

Q. アクセスは?

A. 東京から伊豆急行直通の特急で約2時間、伊豆高原駅・城ケ崎海岸駅が拠点になる。駅から各宿へはタクシー5〜10分、または事前予約での送迎が利用できる宿もある。車なら東京から約2時間で、犬連れには移動のストレスを抑えやすい自家用車が便利と言える。

Q. 足洗い場やドッグランは本当に標準なのですか?

A. 本記事で取り上げた5軒はいずれもドッグランを備え、アニマーレ in 伊豆高原や犬と猫のペンション アロンは足洗い場まで用意している。かつては一部の宿の付加サービスだった設備が、2026年の東伊豆・伊東では犬連れ宿の前提として広がりつつある。宿選びの基準が「泊まれるか」から「どんな動線で過ごせるか」へ移っていると言える。

本記事の参考情報

・伊東観光協会 — 伊東・伊豆高原エリアの観光情報
・Wikipedia: 伊豆高原 — エリアの地理・歴史の背景

編集部から

5軒に共通するのは、犬を「連れて行ける場所」ではなく「一緒に過ごす相手」として扱う姿勢である。全室露天で湯の時間も離さない宿、料金の不安を消すオールインクルーシブ、価格を抑えてデビューを支える宿、足洗い場まで揃えた小宿——切り口は違っても、向かう先は同じだ。秋の東伊豆は紅葉と海が一度に楽しめ、犬の散歩にもちょうどよい季節を迎える。あなたの愛犬にとって、走らせる広さと、こもれる静けさ、どちらが旅の幸福度を上げるだろうか。

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